消防団Q&A
入団資格や身分など、消防団に対する疑問や質問にお答えします。
Q.女性でも入団できますか?
A.愛知県には1,033人(令和6年4月1日現在)の女性消防団員がいます。火災時の消火活動や後方支援、防災訓練などの現場活動はもちろん、住宅用火災警報器の普及促進、独り暮らしの高齢者宅への防火訪問、幼稚園や保育園への出張防災教室や応急手当の普及指導など、女性ならではの視点を活かし、さまざまなシーンで活躍しています。
Q.学生でも入団できますか?
A.市町村によって年齢要件は異なりますが、多くの市町村が18歳以上を要件としています。そのため、大学生の消防団員も多数在籍しており、愛知県では854人(令和6年4月1日現在)の学生消防団員が活躍しています。実際に学生だけで組織されている分団も存在します。
Q.仕事をしている人も入団できますか?
A.ほとんどの消防団員は、普段各自の職業に就きながら、消防団活動に従事しています。身分は非常勤特別職の地方公務員。「自分たちの街は自分たちで守る」という精神に基づき、地域を守るために団結している防災ボランティアです。
Q.訓練はいつ行っているのですか?
A.ほとんどの消防団員は仕事をしているので、訓練はその合間をぬって行います。訓練や活動の回数は各消防団によって異なりますが、どんな立場の人にも無理のない範囲で行われています。
Q.消防団員の優遇制度はありますか?
A.以下のような優遇制度があります。
【消防団応援の店における優遇】
愛知県内の消防団員及びその家族の方は、「あいち消防団応援の店」協賛店舗において、料金割引などの優遇を受けることができます。
また、「全国消防団応援の店」協賛店舗でも優遇を受けることができます。
○あいち消防団応援の店検索サイトはこちら
○全国消防団応援の店のサイトはこちら
【資格試験等における優遇】
消防設備士、危険物取扱者の資格取得試験における科目の一部免除や、防火対象物点検資格者の資格取得講座における受講講座の一部免除等があります。
○消防設備士
試験科目の一部免除があります。
資格の種類 | 免除内容 | 免除の要件 |
消防設備士 乙種第5類 乙種第6類 |
①筆記試験のうち「基礎的知識」の免除②実技試験の全部免除 | 消防団員歴5年以上で消防学校における専科教育の機関科を修了した者 |
乙種第5類:金属製避難はしご、救助袋、緩降機の整備及び点検ができます。
乙種第6類:消火器の整備及び点検ができます。
○危険物取扱者
試験科目の一部免除があります。
資格の種類 | 免除内容 | 免除の要件 |
丙種危険物取扱者 | 試験科目のうち「燃焼及び消火に関する基礎知識(燃消)」の免除 | 5年以上消防団員として勤務し、かつ、消防学校の教育訓練のうち基礎教育又は専科教育の警防科を修了した者 |
丙種危険物取扱者:ガソリン、灯油、軽油、第3石油類(重油、潤滑油及び引火点130℃以上のものに限る。)、第4石油類及び動植物油類の取扱作業をすることができます。
○防火管理者
防火管理者講習の受講が不要となります。
(防火管理上必要な「知識・技能」を有すると認められています。)
要 件 |
市町村の消防団員で、3年以上管理的又は監督的な職にあった者 |
○防災管理者
防災管理者講習の受講が不要となります。
(防災管理上必要な「知識・技能」を有すると認められています。)
要 件 |
市町村の消防団員で、3年以上管理的又は監督的な職にあった者 |
○防火対象物点検資格者
受講科目の一部免除があります。
免除される講習科目 | 免除の要件 |
防火管理の意義及び制度(2時間) |
市町村の消防団員として、8年以上その実務経験を有する者 |
○防災士
防災士資格取得に係る取得要件が免除され、特例をもって防災士資格認証申請を行う事ができます。
免除される取得要件 | 免除の要件 |
①「防災士養成研修」の履修証明②「防災士資格取得試験」の受験及び合格証明③救急救命講習(普通救命講習等)の履修証明 | 消防団員であって分団長以上の階級にある(あった)者 |